(概要)
 対象は、博度が2004年に初めて完読した書籍。どれだけ支持されたか(読まれたか)を示す大衆性、どれだけ役に立ったかを示す実用性をもとに順位付けを行なった。
(解説)
 今回発表されているランキングの中で博度が最も困るこの分野。例年どうり実用書がランキングを占める中、首位に立ったのはなんと小説だ。昨年冒頭を読んだだけでランクインを果たした『異邦人』(カミュ)が完読に成功して1位を奪取した。誰もが経験する過去の呪縛とそれに伴う偏見など不条理を説いた名作。
 2位以降は実用書が占めた。就職関連は2位の『就職の赤本』が最高位。修士論文勢は4位の『新Visual C++6.0入門』シリーズが最高位。ドラマ関係は『連ドラ10年史』の7位が最高。
 3位には「♪大人に近づいて〜明日を見失った」と唄うZONEがプロに入ってから大人社会への失望を暴露した異色作『ここから』。高校野球・常総学院の監督として活躍した木内幸男の教育論が垣間見られる『木内語録』が5位に入った。
 今年から刊行されつくば市・土浦市・牛久市などに無料配布されている『月刊 ぷらざ』はローカル誌初のTOP10入り。月間TV番組表はかなり使える。

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