【博度・映画年間TOP20】
 映画元年の博度を制したのは、1995年の名画『耳をすませば』。教育的見地に優れ、恋愛論にも踏み込んだ驚きの名作だった。
 2006年作品のトップは2位の『United 93』。同時多発テロのハイジャック機を舞台に正義・悪の概念を入れずに、“対極の立場にある人間の極限状態”をありのままに表現した。この他にも『タイヨウのうた』、『夜のピクニック』といったアリノママ系が上位に入った。異色作としてはアニメ映画『遙かなる時空(とき)の中で』が5位に入った。邦画が15作品を占めて洋画に対する優位性を示した。

※順位選定基準
 作品の主張と表現力を重視しながら、影響力と没頭度を加味して直感により順位付けした。2時間程度のテレビドラマも対象とした。

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