米日の映画でTOP10を占める構図は2006年と変わらなかった。アカデミー賞受賞関連作品が1位の『バベル』、4位の『THE DEPARTED』と躍進。バラバラな価値観・バラバラな言語に対して、バラバラな時間を組み合わせて作りあげた技巧を魅せた『バベル』は圧巻であった。
 コミュニケーションの難しさ、大切さを教えてくれた『13デイズ』は海軍司令官の激高が大ブレークしてランクもアゲアゲの2位。
 邦画最高位で3位にはいった『愛の流刑地』は愛の深さを見事に表現。UGに「20代でこの映画を見れたのはかなりラッキー」と言わしめるほど奥が深い。
 日テレのスペシャルドラマは6位の『王様の心臓〜リア王より〜』、8位の『ロミオとジュリエット 〜すれちがい〜』と2本ランクイン。本当に日テレの年だ。
 10位の『恋するマドリ』のような脱力系映画の今後にも注目。

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